本記事ではPythonの実行環境をAtomエディタとそのパッケージの「atom-runner」を使って簡単に構築する手順を載せております。
実行環境はこちらです。
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MacOS 10.12.6 ATOM 1.31.1 Python 3.7.0 |
MacOSの場合
MacOSの場合、デフォルトでPython2.7系がインストールされていて、直接実行することも可能です。実際にインストールされているかを確認するためには、「ターミナル」を使用すると簡単にできます。
ターミナルは、「アプリケーションフォルダ」内の「ユーティリティフォルダ」にインストールされています。
検索からターミナルを探す場合、ショートカットのCommand +スペースバーで、「Spotlight」を開いて、「terminal.app」と入力すると出てきますので、アプリを起動します。
ターミナルで以下のコマンドを実行すると、インストールされているバージョンが表示されます。
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$ python --version Python 2.7.13 |
whichコマンドで、どこにインストールされているかパスがわかります。
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$ which python /usr/local/bin/python |
最新版のPythonをインストール
デフォルトのバージョンではなく、最新版をインストールしたい場合の手順です。
※MacPortsやbrew等のパッケージ管理ソフトで、インストールしたい方は対象外です。
Python公式サイトより、Download Python 3.7.0(2018.10.5現在)をクリックして、インストーラーをダウンロードします。
インストーラーを開き、規約に同意してインストールします。
インストールを終えると、アプリケーションフォルダに「Python 3.7」が追加されます。フォルダ内の「Python Launcher」はPythonをファイルから実行するために必要なアプリで、「IDLE」はPythonの統合開発環境です。今回は使用しませんが、起動する場合、ターミナルから$ idle3コマンドでもIDLEが立ち上がります。
Atomのダウンロード
公式サイトからAtomをDownloadします。
atom-runnerのインストール
Welcome Guideの「Install a Package」をクリックしてから、「Open Installer」をクリックします。
出てきたSettingsの「Install Packages」のテキストボックスからatom-runnerを入力し、出てきた該当のパッケージを「Install」します。
また、Atomの言語を日本語に設定したい場合は、「japanese-menu」のパッケージをインストールしてください。
Pythonの実行
「untitle」のタブを選択し、Pythonでコードを記述し、拡張子が.pyのPythonファイルを作成します。atom-runnerの実行はMacOSの場合、Control + rです。すると、該当ファイルの実行結果が表示されます。
現状では、デフォルトのバージョンのPython2系が適用されているかと思いますので、上記でインストールしたPython3を適用する場合は、「Atom」 => 「Config」 と進み、「config.cson」というファイルに追記します。
Python3を指定した、以下の記述をconfig.csonに追記して保存します。
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runner: scopes: python: "Python3" |
以下のコードを実行すると、変更されたバージョンの確認ができます。
ちなみにatom-runnerを閉じる時はescapeキーでできます。
以上です!ご覧いただき、ありがとうございました!!😀