Pythonのwebフレームワークである、Djangoを Mac + venv(仮想環境) で、ローカル環境に立ち上げて、GitHubにpushするまでをメモしました。
Pythonのバージョン
MacOSの場合、デフォルトでPython2系がインストールされているかと思います。バージョンを確認する場合、ターミナルで以下のコマンドを実行します。
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$ python --version |
最新のバージョンをインストールする場合は、Python公式サイトよりダウンロードして、インストールしてください。(2018.10.24現在はPython 3.7.1)
venv(仮想環境)の作成
適当なディレクトリ(ここではd-project)を作って、そこに移動します。
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$ mkdir d-project $ cd d-project |
python3のバージョンを指定して、次のコマンドで、venv(仮想環境)を作成します。(ここではmyvenv)venvはPython3.3 から標準で取り込まれています。
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$ python3 -m venv myvenv |
仮想環境をアクティブにします。
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$ source myvenv/bin/activate |
アクティブモードから抜けるときは $ deactivate です。
Djangoのインストール
Djangoのインストールには、pip(ピップ)というPythonのパッケージを管理するツールを使用します。Macはデフォルトでpipが導入されていて、 $ pip -V コマンドで確認ができます。まずはpipを最新バージョンにします。venv内ではpythonのバージョン指定は不要です。
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$ python -m pip install --upgrade pip |
次のコマンドを実行すると、最新のバージョンのDjangoがインストールされます。Django公式サイトにてlatest official versionが確認できます。
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$ pip install django |
次のコマンドはpipで管理しているパッケージの確認ができます。
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$ pip freeze |
Djangoプロジェクトを作成
それでは次のコマンドでプロジェクト(ここではmysite)を作成します。コマンドの最後にピリオド . を忘れないように。これは、現在の作業ディレクトリにDjangoをインストールするということを示しています。
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$ django-admin startproject mysite . |
プロジェクトを起動する前に、myite/settings.pyに言語とタイムゾーンを日本に設定しておきます。
mysite/settings.py
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# 言語を日本語に LANGUAGE_CODE = 'ja' # タイムゾーンを日本に TIME_ZONE = 'Asia/Tokyo' |
次のコマンドを実行して、データベースを作成します。
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$ python manage.py migrate |
サーバーの起動
次のコマンドでローカルサーバーの起動をします。
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$ python manage.py runserver |
http://127.0.0.1:8000/ にアクセスして、次のような画面が表示されたら、成功です!ちなみに、サーバーの停止はショートカットで Control + C です。
GitHubへpush
GitHubのアカウントを取得していない場合はGitHubページから、アカウント登録をします。
ルート・ディレクトリで次のコマンドを打ち、Gitリポジトリの新規作成、または既存のGitリポジトリの再初期化を行います。
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$ git init |
Gitはすべてのファイルの変更履歴を管理しますが、管理対象に含めたくないファイルは .gitignore をルート・ディレクトリに作成して管理します。内容は以下の通りとしました。
.gitignore
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*.pyc *~ __pycache__ myvenv db.sqlite3 /static .DS_Store |
次のコマンドで、カレントディレクトリ(自分の今いるディレクトリ)以下の全てのファイルをステージングエリアに追加します。「.」がカレントディレクトリを示します。
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$ git add . |
「-m」フラグで、コミットメッセージをつけて変更をコミット(保存)します。
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$ git commit -m "initialize repository" |
※「git add .」 と 「git commit -m」 を 一度に行う場合は「git commit -a -m “コミットメッセージ”」です。
GitHubページで New repository を作成しておき、次のコマンドでリモートリポジトリを追加します。
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$ git remote add origin https://github.com/<user-name>/<repository-name>.git |
そして、次のコマンドで、ローカルリポジトリを、リモートリポジトリにプッシュ(同期)します。
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$ git push -u origin master |
Username と Password を聞かれるのでGitHubのアカウント設定のものを入力します。
以上です!ご覧いただき、ありがとうございました!😀
続編として、【Django入門】Hello Worldの表示と、Templateでhtmlページの表示も合わせて、ご覧ください!