【書籍】エジソン「白熱」のビジネスメンタル

書籍紹介

蓄音機や白熱電球、映写機など、生涯で1,300もの発明品を生み出したトーマス・エジソンは、発明王であると同時に、偉大な起業家、そして不屈のビジネスマンでした。そのエジソンの「仕事術」「ビジネスメンタル」は、大きな成果を出したい現代のビジネスマンにとっても、多くのヒントを与えてくれます。

信じられないほどのハードワーカーであったエジソン

12歳から新聞の売り子として列車に乗っていたエジソンは、列車の中でも空き時間を見つけては、本を読み、貨車の一角につくった印刷所で自前の新聞を印刷し販売し、研究所をもうけ科学の実験を行っていました。
23歳で工場を設立し、発明した製品の設計や製造を行うため、徹夜で働き、睡眠よりも夢中になって研究を続け、一段落したら研究所の机の上で二冊の本を枕にして眠っており、「ベットは男をダメにする」と言っていました。
晩年、エジソンは大規模なセメント製造会社を設立し、高層ビルの建築や、セメント・ハウスの開発に成功していますが、その延長線上で蓄音機のキャビネットをセメントでつくったり、コンクリート製のピアノの製造に挑んだりするなど、様々な応用を試みています。そんなエジソンを見て妻はこう言いました。「セメント事業が軌道にのると、今度は電池の仕事が始まりました。夫は一つのことを終えないうちに、新しい仕事にかからなければならないのです。」 エジソンは、一つのプロジェクトで大きな成果をあげても、一息つく間もなくその延長線上でできることはないかと考えをめぐらせ、すぐに実行に移しています。
ある人が「成功の秘訣は?」と尋ねたところ、エジソンはこう答えています。「自分は普通の人の倍働いてきた。若い時はもっと働いていた。これだけ働けば、人の倍成功しても当たり前だ。」
80歳過ぎても1日16時間は働いていたというエジソンは努力の人ですが、決して狙いのない試行錯誤をしていたわけではなく、「考えること」をともなった「正しい努力」を実践し続けた人でした。

成功するまでやり続けたエジソン

たいていの人は何度か失敗をすれば、「もう無理だ」と、諦めてしまいますが、エジソンにとって失敗は成功に至る過程であり、成功にはつきものと考えていました。エジソンはこう語っています。「たいていの連中は何度か試すと諦めちまう。だがこの俺は狙った結果が出るまでは絶対に諦めない。自分が不運だと思うやつらと、このエジソンとの違いはただそれだけのことさ。」
エジソンに「やめる」という選択はありませんでした。いったん「やる」と決めて取りかかった以上、「成功するまでやめない」という執念こそが、たくさんの問題を乗り越えて成功する方法だったのです。
また、彼はこんな言葉を口にしていました。「人生における失敗者の多くは、諦めた時にどれだけ成功に近づいていたかに気づかなかった人々である」「最大の弱点は諦めることにある。最も確実な成功の秘訣は、常にもう一度だけ試してみることである」

「できる」と信じなければ、何も始まらない

ある有名なアスリートの若き日の目標は「オリンピックに出場してメダルを獲得する」ことでしたが、周りにそのことを信じる人はほとんどいませんでした。誰も「できる」とは思わないし「頑張れ」とも応援してくれません。だからこそ、そのアスリートは「自分で信じる」ことを大切にしました。まずは、自分自身が「できる」と信じ、必死になって努力を重ねるうちに、結果が出て、少しずつ周りが「やれるかも」と思い、ただの夢物語が「本物の物語」へと変わっていくのです。
エジソンもまだ発明家として、大きな実績をあげていなかった頃、「株式相場表示機」の開発に失敗して資金が尽きてしまったことがありました。しかし、エジソンは意気消沈することなく、株式相場表示機から発展した「万能印刷機」によって大金を手にし、株式相場表示機を製造するための工場を設立しました。成功に必要なのは、根拠以上に自分を信じる力です。誰も信じてくれなくても、自分一人は心の底から信じている。全てはそこから始まります。

目次紹介

第1章 圧倒的な成果を生み出す仕事術

    好奇心、諦めない強さ、ハードワーク

  • 仕事が息抜きになれば、成果を格段にあげることができる。
  • 「イエス」か「ノー」を決めるのは実行後! 「やってみよう」と自分の背中を押してみる。
  • 文句を言わずにがむしゃらに働いてみよう。 やがて花開き、いつか大きな財産になる。
  • 一つの成果に満足せず、チャンスをつかみ続けよう。 それが習慣になり大きな成果につながる。
  • 「努力」はときには「才能」を凌駕する! 仕事をするうえで「努力する才能」は欠かせない。
  • 忙しいからこそ創意工夫をする。 工夫ができるからこそ成果があがる。
  • タフでなければ成果はあがらない! 毎日きちんと「食べる」ことを意識しよう。
  • 「成功するまでやめない」という執念こそが問題を乗り越えて成功する唯一の方法。
  • 時間ほど貴重な資源はない! 「すきま時間」の使い方で成果は変わる。
  • まず、夢中になって働いてみよう! 仕事が充実していればハードワークもできる。
  • 成果を才能や運のせいにしてはいけない。 幸運は努力を積み重ねている人に訪れる。

第2章 アイデアを形にする仕事術

    知識欲、読書量、メモ魔

  • 大きな成功を目指すのならば 必要な時間をかけて試行錯誤を繰り返そう。
  • ひらめきは一瞬で消え去ってしまう。 書き留めて、書き写し、読み返すことで形にしよう。
  • 無数の「なぜ?」が集まって創造性は生まれる。 好奇心や探究心を思い切り広げてみよう。
  • 不満や不平こそが改善のヒント! つねに「よい方法はないか?」と考えよう。
  • 読書は創造の幅を広げ、判断力を高める。 本を読んで知識を貪欲に吸収しよう。
  • 試さなければ、よいか悪いかわからない。 アイデアは寝かさず、まず形にしてみよう。
  • 「理論だけの人」になってはいけない! 成果をあげるためにはまず実践してみよう。
  • 立ち位置を変え、常識を疑って考えてみよう。 ものの見方が変わり、新しい発想が生まれる。
  • 周囲にアイデアやアドバイスはあふれている。 真摯に学び、実践して成果をあげよう。

第3章 競争相手に勝つための仕事術

    闘争心、折れない心、やり続ける力

  • まず「できる!」と手を挙げて その後に「どうやってやるか」を考えよう。
  • 失敗や挫折を恐れる必要はない! 倒れても立ち上がるかぎり前進できる。
  • 挑戦にはリスクや困難、不安がともなう 「飛躍の日」を信じて努力を続けよう。
  • 競争相手との共存共栄など夢物語! あらゆる手をつかって相手を圧倒しよう。

第4章 事業を成功させる仕事術

    問題意識、先見性、行動力

  • 漠然と物事を見てはいけない! 問題意識や関心があればアイデアは生まれる。
  • 「いいもの」であるだけではダメ! 「必要とされるもの」でなければ成功しない。
  • 「問題がない」は問題を見逃している! 「起きて当然」と考え、問題を迎え撃とう。
  • アイデアを形にするのはたいへんだが、その苦労を買って出なければ実現できない。
  • お金と上手につき合う能力を身につけよう! ただし、お金は「手段」であって「目的」ではない。
  • 勝ち続けるためには改善に次ぐ改善を! 成功に決して安住せず、次の手を打とう。
  • 仕事は「やって終わり」ではいけない! 成果が大きく花開いてこそ価値がある。
  • 考えることを欠いた努力はNG! 「頭をつかうことこそ真の肉体労働」。

第5章 相手の心をつかむプレゼンテーション

    伝える力、説明力、交渉力

  • 成功に必要なのは「根拠」ではなく自分自身を「信じる力」である。
  • 仕事に謙遜は不要! 「真実の誇張」で注目を集めよう。
  • 難しいことをやさしく伝える力が必須。 「夢物語」を「わかりやすい物語」で!
  • 「素晴らしい」だけでは伝わらない! 「最高の演出」で周囲の注目を集めよう。
  • 人は未知の魅力を知ることで成長できる。 仕事は「まだ」「もっと」と考えよう。
  • プレッシャーこそが成長の原動力!大きな目標を掲げて、それを公言しよう。

第6章 チームを動かす仕事術

    育てる力、人を動かす力

  • 知恵を出して働くからこそ価値がある。 頭をつかって工夫しなければ成果はあがらない。
  • 現場でなければ知恵は身につかない! 知恵を磨いて新たな解決策を見出そう。
  • 情報をきちんと理解して考える癖をつけ、記憶として必要なときに引き出す。
  • 周囲が「無理だ」と諦めたあとも 粘り続けた人こそが成功を手にできる。
  • 仕事で圧倒的な成果を挙げたければ 一人で悩まず、100人の知恵を集めよう。

第7章 自分を変えるポジティブ思考

    鋼のメンタル、前進する勇気

  • ハンデがあるからこそ先んずることもできる。 「ないもの」を嘆くより、「あるもの」を生かす。
  • 「完璧」を求めて時間を浪費するより 不十分でも「果敢な一歩」を踏み出してみよう。
  • 見方を変えればいつだって前向きになれる 失敗をポジティブに捉えてやり続けよう。
  • お金や名声などは成功の副産物! まずは楽しいと思えることを全力でやろう。
  • 無駄や失敗が人を育て、考える力を養う! 効率ばかり求めず、無駄や失敗を前向きに捉える。
  • 問題を前にしてもくよくよ悩まない! 「だったら前に進もう」と頭を切り替えよう。
  • よりよい未来を信じることが成長の原動力! 「社会への貢献」の想いで努力を継続しよう!

投稿者:

Shuji Tenra

「仕事に特化したQ&AサイトJobQuery【ジョブクエリ】」の開発/運営をしています。https://jobquery.jp